RAI72について

日本のバイオマス事業はまだ歴史が浅く、その多くが運用や効果実績が計画と大きく異なる状況であると考えられます。これは海外から性能の高いバイオマスボイラーなどの製品を輸入しても、その仕組み、とりわけシステム制御設計が未熟であったことが原因であると考えられます。
事業効果は、バイオマスへの代替率・化石燃料の単価動向・メンテナンス費用が大きく影響しており、化石燃料の単価動向及びメンテナンス費用については、どうしようもなく改善する手段がほとんどないのが現実です。そこでバイオマスへの代替率の確保が最も重要であり、設備導入後においても改善が可能な内容であると考えられます。また木質バイオマスはここ数年で需給バランスが大きく変動し、少しでも効率的なシステムの構築が非常に重要な問題となりつつあります。
そこで弊社はこの命題に取り組み、バイオマスによるエネルギー供給の効果を最大化するために活動を行います。